正解のない論理的思考
プログラミングを学ぶと論理的思考が身に付くという話がよく言われていますが、それは正しくもあり間違いでもあります。という話は今回のメインの話ではないのでさておきますが、プログラミングにおいて論理的に考えることが求められることは確かにあります。
プログラムというのは論理的に正しくなければ、思った通りに動かないとか、途中でエラーが出たりします。逆に言うと、思った通りに動くというのは論理的に正しく作られていると言えます(作りの良し悪しもちょっと置いときます)。
つまり、プログラミングというのはある意味「正解のある論理的思考の実践」と言えます。論理的に正しくなければ、エラーになったり正しく動作しないという結果から「論理的に正しくない」ことを知ることができます。
一方で、私たちが日常の行動や言動に求められる「論理性」については正解が見えません。今、私が行っている行動や言動は「論理的な思考に基づいているのだろうか?」ということについて、多くの場合答えを知るよしがありません。誰かに聞いてもわかりません。
もし、答えがでたとしてもそれはずっと先の話かもしれません。
なんとなく、社会において必要な論理的思考ってそういうもんじゃないのかなって思います。今、自分が論理的に考え行動できているかどうかを検証し続けるような姿勢が必要なのかなと。