少し前の話になるのですが、2020年12月〜2021年1月にかけて、奈良市美術館で「みたことがないトイレをつくろう」というテーマでワークショップを開催しました。

これは、奈良市美術館で開催された「オープンミュージアムプロジェクトVol.2 横を向いたつもりでどこを見ているの?」の一環で開催されたもので、子ども達と一緒にオリジナルのトイレをつくってきました。ワークショップが開催されたのは、2020年12月5日、2021年1月9日と16日の計3回です。

当初、このワークショップは「プログラミングのワークショップ」として企画するはずでした。 当初はその線で考えていたのですが、プログラミングを中心に持ってくるとどうしてもレクチャーに多くの時間を割かなければいけない。 でも、開催するのは美術館だしもっとアート要素を入れたい、自由に作品づくりをする場にしたい。

ということを一緒に企画した水内さんと話しながら、工作のワークショップにしてそこに材料のひとつとしてプログラミングできる小さなコンピュータ”micro:bitを使えるようにしようということになりました。

そして工作のテーマは「みたことがないトイレをつくろう」。これは水内さんの発案でしたが、トイレという誰もが知ってるわかりやすいテーマ、だけと「みたことがない」という自由さが気に入って、僕もそれにすぐ乗っかりました。

ワークショップでは、段ボールを中心に色紙、紙ねんど、お菓子の箱、ペットボトルを使ってみんな思い思いに自分のトイレを作っていきます。 正直なところ、プログラミングデバイスを材料のひとつにといったものの、どれぐらいの子ども達が使ってくれるだろう?という心配はありました。

しかしその心配は無用。子ども達はプログラミングに興味津々で、使いたいという子がたくさんでてきて、色んな工夫してくれました。どんなものができてきたのかは?この記事の最後にある動画観てください。

プログラミングをものづくりの材料のひとつにしたい、これは私がずっと思っていたことですが、今回のワークショップは子どもたちの創造性やチャレンジ精神があったからこそできたもので、自分たちの成果ではなかったと思っています。 ワークショップの設計としては全然ダメだったと。

ただ、今回の経験を元に「プログラミングをものづくりの材料のひとつにする」を実践していきたいと思います。