マインドストーム - 子供,コンピューター,そして強力なアイデア -
2022年の年末に買って挫折して以来読み終えられていなかったけれど、ようやく読み終わりました。一部は「読んだ」というより目を通したという感じではありますが。とにかく難しいというか読みにくかったです。もちろん、私の頭が追いついていないというのもありますが、英語の本にありがちな冗長な表現とそれを直訳してしまっている翻訳のせいもあると思います。
事前の知識などもあって、コアのメッセージは読み取ったと思うけれど細かい部分いついて著者の意図を読み取れたかどうかはわからない。
私が記憶に残ったところを断片的ではありますがピックアップすると
- 歯車
- 問題にすべきは、正しいか間違っているかではなく、修正可能かどうかということ
- 学校は間違った理論を退ける
- 風はどうやったら起こるのか?の問いに対する子どもたちの答えは「樹が枝をゆすって起こしている」
- 手順を見直すということが子どもたちにとっては難しい
- 思考の過程を明らかにする
- QWERTY問題
- とにかく強力(powerful)でとにかく個人的(personal)(この2つの言葉が頻繁にでてくる)
- サンバスクール
といったところでしょうか。おそらく書き忘れているのもある気がするけれど、拾い上げていくと全部になる。
1980年出版なので現時点で45年ほど前の本ですが、書かれていることは現代にも通用します。つまり40年間進歩していないということか。
多くの方におすすめしたいけれど、とにかく読みにくい(少なくとも私には)のとそれなりの値段(4,000円超え)なのでなかなかおすすめしにくい。図書館で探すためのリンクもつけておきますので、気になった方は読んでてみてください。
マインドストーム - シーモア・パパート 著 / 奥村貴世子 訳|未來社
P.S.
もう一度この本を読み返そうとは思わないけれど、もし読むなら原書にあたってみたい(買って手元にはある)。あとこの本の翻訳をやり直してみたい。
さらに追記
大谷和利さんに「英語版であれば、こちらで全文読める(聴ける)」と教えていただきました。
MINDSTORMS : SEYMOUR PAPPERT : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive