うちの子がYouTuberになりたいと言ったら

「うちの子、YouTuberになりたいっていうんですよ」という話をたまに聞きます。大抵は否定的な「なってほしくない」ニュアンスです。

でも、大学生の年代の子たちと接している身としては「やりたいことがあっていいじゃん!」って感じです。大学生の年代の子たちと話していると「自分が何をやりたいのかわからない」「やりたいことがない」ということが多いです。なぜそうなるのか?については、自分なりに考えるところはありますがここでは省略します。

自分の子にYouTuberになって欲しくないと思う保護者の方は、それを否定するのではなく、子どもたちと一緒にマンダラートを書いてみると良いと思います。

マンダラートを書いてみよう

マンダラートってナンダラート?(寒い)って思う方もいらっしゃるとおもいますが、解説は後にしてまずは書いてみましょう。

  1. まず、3x3の表を書きます。

  2. その真ん中にやりたいことを書きます。

  3. 周りの8つの箱にそれを達成するために頑張らないといけないこと、必要なスキルを書きます。

  4. 真ん中に書いたやりたいことを消して、今度は逆に周りの8つのスキルから他にどんなことができるかを考えます。

  5. そこにハマるものがあれば、周りの8つの頑張りが無駄にならないことがわかります。
  6. そして最初に書いたひとつがそのきっかけになることがわかります。

こんな風に考えてはいかがでしょう?

具体的な目標のある子どもは話がしやすい、むしろ喜んで良いですよ。保護者がやるべきことは、子どもたちと一緒に目標を分解することかなと思います。

マンダラートとは

マンダラート(マンダラチャートとも呼ばれます)とは、アイデア発散や目標の分解に使われる手法で、中心に目標を書き、周りにその目標を達成するために必要なスキルや頑張るべきことを書き出すことで、アイデアを具体化したり目標を達成するために必要なことを明らかにできます。

マンダラート(マンダラチャート)とは? 目標を達成するための使い方・書き方について

そうするとYouTuberになるためには何が必要か見えてくるし、それらが将来役に立ちそうかどうかが見えれば保護者としても納得できるのではないでしょうか。

マンダラートといえば大谷翔平選手

上の記事の中にもありますが、マンダラートで目標を達成したことで有名なのが大谷翔平選手です。大谷選手は真ん中に「8球団からのドラフト1位獲得」を設定したマンダラートを高校1年生の時に作り、そこから考えたことを実践して今の二刀流を達成したそうです。

大谷翔平さんが作ったマンダラートはこちらに

最後に

この記事で言いたいことは「子どもたちにマンダラートを書かせよう」ということではありません。「子どもたちのやりたい」と「大人のやらせたい」は違うことが多い、もしそうなったら大人がこのマンダラートを書いてみてそこに子どもたちと対話するきっかけを作ってはどうでしょう?ということです。

もちろん、お子さんと大谷翔平選手を比べるのはやめてくださいね。まずは、目標を持ってそれに向かっていくことが大切なのですから。