Maker Faire Kyoto 2023で子どもプログラミング喫茶開催しました
2019年の開催から4年ぶりの子どもプログラミング喫茶@Maker Faire Kyoto 2023を開催しました。
子どもプログラミング喫茶とは何か?については、2019年の記事を読んでください…と思ったけど、単純にコピーすればいいだけなので以下に持ってきます。
子どもプログラミング喫茶とは
「子どもプログラミング喫茶」とは喫茶店のようにメニューから好きなものを選んで注文できるスタイルのプログラミング体験ワークショップで、ひとりの講師が複数の人を一度に対応する講義形式ではなく、一人の参加者に対してひとりのスタッフがつく一対一のワークショップです。ひとりあたりの体験時間は15〜20分程度です。
「子どもプログラミング喫茶」開催の目的は大きく2つあります。ひとつは来場者に対するもの、もうひとつはスタッフに対するものです。
来場者に対する目的
来場に対する目的として、以下の2つを掲げていました。
- Maker Faireで目にするさまざまなものは自分も関われる可能性に気づいてもらう。
- 当日体験して終わりではなくて、帰ってから続きをやりたいと思ってもらう。
スタッフに対して
そして、ボランティアとして関わってくださったスタッフのみなさんに対しては次の3つの目標を掲げました。
- ワークショップの企画・運営を通じて、場づくりができる人を増やす。
- ワークショップの企画・運営を通じて、経験、知見を共有する。
- ワークショップの企画・運営を通じて、新しいつながりを得てもらう。
以上が子どもプログラミング喫茶のコンセプトです。
また、このワークショップの特徴として必ずしもあらかじめ用意されたメニューの通りでなくてもOK(脱線歓迎)というところがあります。スタッフは参加者のやりたいことを優先してサポートすることを心がけているのです。
Maker Faire Kyoto 2023にて
今回はmicro:bit、Scratch、Scratch+micro:bit、タコラッチ(AkaDako探究ツールの廉価版)、p5.jsを使ったメニューを用意して開店しました。メニューは過去のものの再利用と今回のスタッフが用意したものが混ざっていますが、いずれもこれまでの子どもプログラミング喫茶のスタッフが用意したものです。
子どもプログラミング喫茶@Maker Faire Kyoto 2023では、151名のみなさんがプログラミングを体験してくれました。151名の全員の感想を付箋に書いていただきましたので、こちらで公開しています。ここから参加された方がどんな体験をされたのかを感じ取っていただけるのはないかなと思います。
参加者感想-子どもプログラミング喫茶@Maker Faire Kyoto 2023
ハードな子どもプログラミング喫茶でした
今回は諸事情により席数は2019より1席少ない4席。スタッフも全部で13名だったので、これで151名をこなしたのは本当に驚きです(ちなみに2019年の体験者数は約170名でした)。
二日間で151名、みんなで同じことを一斉にやる講義タイプのワークショップなら難しくはないかもしれません。子どもプログラミング喫茶の場合は全員がスタッフと一対一で体験できるところが特徴です。ひとりあたりの体験時間は15〜20分と短めではありますが、それでもスタッフと一対一というのは講義形式ではできない自由さがあります、自分で作ったという感覚を得ていただけると思います。
一方でスタッフは大変です。同じことを繰り返せばいいわけではないですし、次の参加者が何を希望するのかわからない頭の切り替えがとても大変なんです。今回のスタッフもそれをこなしてくれました、本当に感謝です。
ただ、スタッフの人数が少なかったことは私の反省点としてあり、来年はもっとスタッフを増やしてひとりひとりの負担を減らせるようにするつもりです。
子どもプログラミング喫茶、本当に大変なワークショップですが、ひとりでも多くの方にプログラミングを体験していただくにはとても良い方法だと思います。スタッフのみなさんには負担をかけますが、また来年も開催してひとりでも多くのMaker、プログラミング仲間を増やせればと思っています。
スタッフとして参加してくださったみなさん、ありがとうございました。この体験、ぜひ自慢してください。
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1日目集合写真:若林が撮影しているので写っていません。
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2日目集合写真:岡山から参加してくださったもいらっしゃいましたが、都合により写真撮影のタイミングにはおられず一緒に写ることができませんでした。