オライリー・ジャパン刊の「創造する心」発売前から気になったので、早速購入して読んでみました。大人、特にお子さんのいる方や学校の先生など子どもと接する機会の多い方は読んだ方がいいと思いました。

https://www.oreilly.co.jp/books/9784873119007/

創造する心 本書は、人工知能の先駆的な研究者であるマーヴィン・ミンスキー博士が、子供の教育について語った6つのエッセイを収録したもので www.oreilly.co.jp この本は、「人工知能の父」と呼ばれるマーヴィン・ミンスキー博士(故人)という認知科学者であり人工知能の研究者でもある方が書かれた6本のエッセイに、ミンスキー博士に関わりの深い方がまえがきもしくはあとがきをつけるという形式を取っています。

マービン・ミンスキー/ Wikipedia

抽象的な感想をつらつら書いてもわからないので、私が共感したポイントをいくつか挙げてみます。

(プログラミングについて)決して無くなることのない積み木セットを子供に与えるようなもの、ということだ。
生徒が数学を嫌いだと思うようになるのは、数学の授業でやらされる、もしかしたら数学ではないかもしれない何かを嫌いになった時である。
本当に役に立つ専門性とは、その分野におけるよくある間違いの避け方を知っていること、とも言える。

ここ、特にIT系で相談うけることが多い人はわかるんじゃないかな。僕らはITツールの使い方に詳しいわけじゃなくて、トラブルが発生した時の対応やトラブルにならないための方法を知っているだけ。

「勉強が苦手」な生徒は、根気・才能・自尊心の欠如、さらには「学問への適性」を欠いているとみなされることが多い。しかしながら、私は彼らが構築してきた自己モデルの問題に着目した方がより生産的ではないかと思っている。
オンライン空間は若い人たちに対して、メンターや友人と交流し、新しいコミュニティーに入る新たな機会を提供することができる

挙げ出せば、全部を書き写すことになるぐらい共感ポイントが多いのでこれぐらいにしておきますが、子どもの多様性を尊重する、発達障害を障害と考えない方にはとても共感ポイントが多いと思います。

ライフロング・キンダーガーテンを読んだ人がこの本を読むと、スターウォーズのエピソード4〜6を観たあとに、エピソード1〜3を観たような感覚になるんじゃないかな、私はそうでした。

訳書にありがちな読みにくさとか、一部複雑な言い回しが読みにくいところはありますが、子どもの成長、教育に関わる人はあまねく読んだ方が良いと思います。