コンピュータサイエンスアンプラグドに関する雑感

コンピュータサイエンスアンプラグドに関する雑感です。雑感なので、結論とか難しいことは求めないでください。徒然なるままに書いているだけです。

プログラミング教育が過熱している現在、なんとなくですがこの一年ぐらいに「コンピュータサイエンスアンプラグド」に対する注目度が上がってくる気がします。特に小学校などの公教育の分野で。

「プログラミング教育」という分野においては、ScratchやViscuitのようなメジャーなツールがあり、なんとなく「こういうことをやればプログラミングの能力が身につく」みたいなコンセンサスができていると思います。

その一方で「コンピュータサイエンスアンプラグド」にはそういったコンセンサスを形成するような決定的なツール(キラーコンテンツというべきものなのか)が無いことが、今ひとつ存在感を出せていない要因だと考えています。

しかし、そのようなツールが流星のごとく現れて「これでプログラミング的思考(それがどういうものかはわからないけれど)が身につく!」というなんらかのコンセンサスが形成できれば、一気に「コンピュータサイエンスアンプラグド」の存在感が高まり、そちらへ流れができるのではないか、となんとなく考えています。

それは、たとえば「算数セット」のようなものではないかな、というイメージを持っています。ほら、小学校に入学するときに買うあれです。おはじきとかカードとか自由に動かせる時計とかで数や時間について勉強できるお道具セット。あれに「コンピュータサイエンスアンプラグド」の要素を取り込みたいというのが私の野望です。

今、プログラミングの世界は急激に若年化しています。数年前なら中学生が授業でやっていたことを、これからは小学生がやるようになっていくと思います。であれば、算数セットも今までのようなものではなくて、もっと高度な要素が取り入れられるようになっても不思議ではなく、むしろ必然であると思っています。

こう書くと「コンピュータサイエンスアンプラグド = 低学年が学ぶもの」みたいに読めるかもしれませんが、私はそう思っていません。 「コンピュータサイエンスアンプラグド」の中には、低学年でやるべきこと、高学年でやるべきこと、中学生がやるべきこと、高校生が、大学生が、とその年代や知識レベルに応じてあると考えています。

「コンピュータサイエンスアンプラグド」は学習テーマではなくて、学習方法なのでそれぞれの年代で取り組むべきテーマに応じた「コンピュータサイエンスアンプラグド」があるということではないかなというのが私のイメージです。

今日、こんなことを友人と話していて頭の整理ができたので、これを具体化していきたいと思います。