「できない」と「やりたくない」
子ども向けのワークショップなどを開催している方に知っておいて欲しいことがあります。自分たちの用意したテーマが自分たちの想定した結果にならなかった時、それは子どもたちが「できなかった」わけではないかもしれないということを。
自分の想定した結果にならなかった、到達できなかった時に「この子たちにはできなかった」「この子たちには難しかった」と考えるのは早計です。
もしかすると子どもたちは「やりたくなかった」だけかもしれない。もちろん、ワークショップを企画・運営している側として子どもたちに「やりたくない」と思われている(いた)ことを想定するのは辛いかもしれませんが、現実にはそういうことがあります。
「自分たちは子ども向けに企画したのだからできないはずがない」
はい、その通りです、多分子どもたちはやればできると思います。でも「やりたくなかった」のです、それが好きにはなれなかった。
子どもたちは大人と違って「やりたくないこと」を頑張ろうとはしませんし、させないで欲しい。
あなたの思う結果にならなかった時「子どもたちはこれをやりたくなかったのでは?」という問いを最初に持ってください。