オライリー本を買うなら、本家O’Reilly Mediaが良い理由
以前もちらっと書いたことがあるのですが、O’Reillyの電子書籍を買うなら、日本よりアメリカの本家O’Reilly Mediaで買うのが絶対良いと思っています。その理由、今回はしっかりと紹介させていただきます!
対応フォーマットが豊富
タイトルにもよりますが、ほとんどの書籍で4つのフォーマットで買うことができます。 しかも、「どれかひとつ」ではなくて全部ダウンロードできるんです!
- Mobi
Kindle(Kindleアプリを含む)をお使いの方ならこのフォーマットが便利。レイアウト崩れなく文字サイズを変えることができます。 - ePub
iPhone/iPad向けのiBooksで読むならこのフォーマット。標準フォーマットですので、Androidでも対応アプリを入れれば読むことができるはずです。(Android持ってないので詳細はよく知らないです…) - PDF
スマートフォンやタブレット、Kindleでも読めるのですが、ePubやMobiの方が表示がきれい。PDFは、Mac/PCで読む場合や印刷に向いています。技術書の場合リファレンス用途で一部のページだけ抜き出して読みたいことも多いので、そういった使い方に向いています。 - DAISY
“Digital Accessible Information SYstem”の略で、視覚障害者など通常の書籍を読むことができない方向けの音声記録フォーマット。私は試していなのですが、専用のプレイヤーが必要で、iPhoneやiPad用アプリもあるようです。
DRMフリー
フォーマットが多彩なだけではありません、これらのフォーマット全てが「DRMフリー」なのです。 デジタルコンテンツ販売の世界では、違法コピーを防ぐために「DRM」と呼ばれる著作権保護技術で守られているケースがほとんどです。 「DRM」というのは一般名称で、その方式は各社様々。この「DRM」の方式が各社異なっているため、A社で買った書籍は、A社の機器やアプリでしか読めない。その逆も同じ、ということになっているのです。
これによって、自分が購入した機器が販売終了になったり、サービスが終了したりすると今まで買った本が読めなくなる、といった不安があり、電子書籍などのデジタルコンテンツの購入を躊躇(ちゅうちょ)される方も少なくありません。
しかし、DRMフリーであればその心配はありません。O’Reilly Mediaで購入した電子書籍は、対応フォーマットの機器やアプリであれば、どれでも読むことができるのです。今はiPadでも、将来的にはKindleに変えたくなるかもしれません。そんな時でも、同じ書籍を買いなおすことなく読むことができるのです。
もちろん、「DRMフリー」であれば販売者側には違法コピーのリスクが発生します。しかし、そのリスクを承知で「DRMフリー」に踏み切ったO’Reilly社には敬意を表したい気持ちでいっぱいです。
すべて最新書籍
一部、日本で出版されているものを除けば、基本的にはアメリカで出版されたものばかり。アメリカで出版されてから日本語翻訳され日本語版が発売されますので、本家O’Reilly Mediaなら、必ず最新の書籍が読めるのです。
Dropboxとの同期や”Send to Kindle”に対応
O’Reilly Mediaでは、電子書籍を購入する時に自分のアカウントを作成するのですが、そのアカウントとDropboxを連携させることができます。また、自分のアカウントページから”Send to Kindle”で自分のKindleのアドレスへ書籍を送ることもできますので、購入してすぐクラウド経由で書籍を自分の機器に入れることができます。外出先で購入したものが、自宅のMacやPCにも自動でダウンロードされる、これは本当に便利です!
全編英語!
当たり前ですけど、全書籍英語です。「え〜、それってよくないじゃん!」とか言わない。 だいたいO’Reillyの本は技術系の本が多いですし、技術系の本に出てくる単語なんて、大抵は日本語版でも同じなので問題ありません。 Kindleやタブレットアプリなら、辞書機能と連携しているものも多いので、紙の本よりハードルは低いですし。むしろ、変な日本語訳よりも分かりやすい場合もありますよ(つよがりじゃなくて)。
最後に
少し前なら為替レートのメリットもあったのですが、最近は為替レートによるメリットはなくなってしまいました。
でも、多彩なフォーマットがDRMフリーで買えるだけでもメリットがあると思いません? 確かに英語なのはちょっとハードル高いかもしれませんが、英語の勉強にもなって一石二鳥、三鳥とポジティブに考えて、英語の電子書籍の世界に踏み出してみましょう!