情報発信メディアとしてのWebの活用(その2:blogとSNS)

前回の記事から時間が空いてしまいましたが、今回はblogとSNS役割分担について書いてみたいと思います。(前回の記事はこちら)

前回の結論をおさらいすると、

つまり、利用者との接点という意味ではblogやSNSの方が得やすいですが、Twitterのtweetだけを見て商品を注文してくれる利用者はそうそう居ないでしょうから、利用者を顧客にするためには、全体像を示すことが出来るホームページへ誘導しなければなりません。従って、ホームページを最終到達点として、blogやSNSから利用者を呼び込む流れを作って行く必要があります。

ということでした。これを踏まえて、ゴールは自社のホームページ、blogやSNSはそこへ流れを作るための手段と考えた場合のそれぞれのいいところと悪いところを取り上げてみます。


blogのいいところとイマイチなところ

blogというのは自由に公開されていて、ユーザー登録などをしなくても読むことができます。検索にも記事ごとにヒットしやすいので検索からの訪問者が期待できます。

ただし、もう一度見に来てもらおうと思ってもそれを促す手段がありません。見に来てくださった方が、ブックマークしてまた来てくれるか、もう一度同じキーワードで探して来てくれるかを期待なければなりません。 しかし、同じキーワードでも次に同じ順位で自分のblogが表示されるかどうかはわかりません。もう一度来てくれるかどうかをこちらがコントロールすることはできません。

SNSのいいところとイマイチなところ

SNSの場合、一度利用者にFacebookページやTweetを見てもらえて気にって貰えれば「いいね!」や「フォロー」という簡単なアクションで継続的な繋がりを持つ事ができるのがいいところだと言えます。一回クリックしてもらえれば(もちろんそのための魅力は必要ですが)、次から自分の書き込みを利用者のタイムラインに表示できます。

ただし、SNSへの書き込みは普通はそのサービスの利用者だけが見るものなので、それ以外の方が見ることは期待できません。 一般的に検索からの訪問者も得られにくいのがSNSです。(ゼロではありません)


対比してまとめてみると

ということになります。

つまり、

というように、blogでキャッチしてSNSで繋がることで継続的な関係を構築する、それぞれの強みを組み合わせることで効果を上げることが出来るのです。


まだあります

blogとSNSの違いは流れ以外の部分にもあります。

blogの記事はカテゴリーに分けたりタグを付けることで、テーマで分類することが出来ます。分類されて記事は後から読み返すことが容易ですので、過去に書き溜めた記事を貰いたい場合には有用です。それに対してSNSは過去の記事を探すことが簡単では無いのでそういった用途には向いていません。

またSNSの方はファンになってくれた方だけじゃなく、ファンの方が「シェア」や「リツイート/Retweet」によって周囲の方に広げてくれる効果も期待できます。


どっちがいいか?ではなくて、両方を活用しましょう

つまり、それぞれにメリット/デメリットがありますのでそれらをうまく利用していくことが必要です。

今回の結論は、

blogは外から内向き、SNSは内から外向きと流れの向きが違う。その後の継続性とか過去に書き溜めた記事の活用方法の可否等性質が違うので、それぞれの両方の性質を活かしましょう。

ということです。


でも、これだけじゃわからん〜!!

と、ここまでに書いたことを文字だけで書かれてもピンと来ない方も多いでしょうね(^^; もうちょっとビジュアルに表現したものを作ってみます。m()m それに、使い分けるとして具体的にどうつかったらいいの?というこもありますよね、それについても今後まとめて行くつもりです。

とりあえず、今日のところはここまでで勘弁してください。(^^)