古いと新しいの通訳者

ある専門学校の授業の中で「ダウンロードフォルダの中をみてください」で意味が通じず、Google Driveで「フォルダを作る」説明をする前にエクスプローラーでフォルダの意味を説明しなければならないことがあってその時は驚いたけれど、今はアプリをストアからインストールできるし、データのやり取りも全てアプリ内で完結していれば、ファイル管理の概念をしらなくてもそらそうだよなと思いなおした。

そう考えたとき、PCのファイル管理の概念を取り込んだiPad OSは進化ではなくて退化なのかもしれないし(この話は前にも書いた気がする)、古いメタファを前提している僕らが新しい考え方の人たちに「君たちはこんなことも知らないのか」といってしまうと老害以外の何者でもないと思う。

とはいえ、まだまだ過渡期ではあるし、ましてやそれらを仕事上の道具として使う以上はファイルシステムは分かっとかないとダメかなと。

もしかすると、将来的には開発者もファイルシステムを意識しなくても良い時代がくるのかもしれないけれど、それまでは両方の考え方(見え方)を理解しつつその間を通訳する役割を負えるようになりたい。