「三宅町の今とこれからを考える住民ミーティング」と「あるかもカフェvol.03」~まちの想いを伝えるデザイン~に参加して

今日は午前中に町主催のワークショップ、午後に新しくできる「三宅町交流まちづくりセンターMiiMo」のロゴの発表と、建築のデザインとロゴのデザインに関するお話を聞いてきました。

「三宅町の今とこれからを考える住民ミーティング」

個人的には、午前の話より午後の話の方が面白い&重要だなぁと思いましたが、まずは午前中の話。午前は「三宅町の今とこれからを考える住民ミーティング」というタイトルのワークショップで、三宅町の魅力と課題を「まち」「ひと」「しごと」の3つの軸でそれぞれ意見を出すというものでした。

この時にほぼすべてのチームで出た意見として「若い人があまり地域活動へ参加しない」というのがありました。しかし、午前と午後の参加者の違いを見れば、それに対するひとつの答えはでているように思います。

従来の活動を維持したい高齢者と、そこにこだわりのない若い人では「コミュニティ」のあり方が違うので、従来のコミュニティである自治会に参加しろというのは一方的な話でしかない。「自分の好きなことにしか参加しない」というのは若い人だけじゃなくてみんな同じ。午後のイベントには高齢者の方の参加が少なかった(全体に少なかったというのもあるけれど)。

大切なのは「なぜ自治会というのものが存在しているのか、なぜ自治会が活動しているのか」というところ。自治会としてやらなければならないことがあるのなら「なぜそれをやらないといけないのか、なにが課題なのか」を共有した上で「その課題をどう解決するか」を一緒に考えるところから始まるのが「若い人が関わる」ということ。今までのやり方を継承してくださいでは続かないのである。

という話をしたかったけど、ワークショップでは「発言に対する議論はしない」「各自の意見を尊重する」という方針が出されていたので黙ってました。このやり方、悪くはないんだけど参加している人によっては、やりにくいというのが正直なところ。なので、ここに書いてます。 :D

「あるかもカフェvol.03」~まちの想いを伝えるデザイン~

午後は「あるかもカフェvol.03」~まちの想いを伝えるデザイン~というタイトルで、三宅町にできる「三宅町交流まちづくりセンター MiiMo」のロゴの発表と、建築設計の前田茂樹さんと、ロゴデザインの原田祐馬さんのお話を聴き、自由に質問や感想を述べる時間がもたれました。

内容の細かいことは割愛しますが、建築もロゴもそれぞれの考え方を聞くことができたのがよかったです。建築とデザイン以外もそうですが、完成形だけを見てもわからないことがたくさんあります。ましてや、建築やデザインというのは普段接する機会が多くないものなので、こういう機会は貴重ですよ。

プログラミング教育で論理的思考を養うとかいいますが、本当に論理的思考を養いたければデザインやった方がいいです、とプログラマーの私は思います。とはいえ、デザインというのは範囲が広いのでプログラミングの活動の中にデザイン的な要素を取り入れることはできますので、どこで切り離すのかというのは難しいですけどね。

まとめ:やっぱり若い人に参加して欲しい

というわけで無理やりまとめますけど、午前も午後もやっぱり若い人に参加して欲しいなと思います。午前のワークショップで語られた「若者像」は高齢者のイメージでしかないので、実際に若い人が自分の口で語らなければ〜と思いましたし、午後のお話は中高生ぐらいの人たちが聴いた方が良いと思いました。でも、それがなかなか難しいのですよね。