人とコンピュータの研究室

今年から活動の名前を変更します。元々”crossroads”でスタートし、それが”crossroads lab.”になり、新しい名前は「人とコンピュータの研究室」です。

これまでの名前にも思い入れがあって今も気に入ってはいるのですが、イメージが掴みにくいかなというのが気になってはいました。

最近、自分がやってることを説明する時に「若い人」と「IT」が自分の活動の軸になっていますと説明することが多かったので、これを端的に表せないものか?とあれこれ考えて、それぞれを「人」と「コンピュータ」としました。

なぜ「人」なのか

私は働き始めてからソフトウェアエンジニアとしてもっとも長い期間働いてきました。それが最近では「教育分野の人」のように見られることが多くなったのです。たしかに、CoderDojoはやってるし、仕事として専門学校で非常勤講師をやってはいますが、なんとなく自分が「教育の人」というのにはピンと来ていません。

「教育」が何を指すのかはきっと意見が別れるところだと思いますし、一般的に「教育」といった場合に「学校教育」を指すことが多いような気がしていて、私は学校教育の人じゃないなぁと。専門学校でも何かの教科を教えるみたいなことはやってなくて、どちらかというと社会人経験者としての経験から働き出してから役に立つようなものの考え方などを伝えている感じです。

そう考えた時に私の関心領域は「教育」ではなく「人」なんだろうなと思った次第です。最近、私がとても関心を寄せている佐伯胖さんも「自分は人のことを研究している、人のことを研究していたらあちこちに呼ばれるようになった」とおっしゃっていて、僭越ながら自分もそんな道を辿りたいと思っています。

なぜ「コンピュータ」なのか

今や生活にコンピュータは欠かせないと言っても過言ではないと思います。コンピュータといってもパソコンやサーバーだけじゃなく、多くの人が使っているスマートフォンもコンピュータですし、エアコン、洗濯機、炊飯器などの家電もコンピュータで制御されているものがほとんどです。

業務においてもあちこちでDX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれていて、コンピュータの積極的な利用は避けて通れない。

ですが、そこに苦手意識を持っている人も多い。そこに橋渡しをやっていきたい、AIが進化してくる中で人間はどのようにAIを活用していくのか?といったところも積極的にアプローチしていきたいと考えています。

そして「人とコンピュータ」

また、私がコンピュータ関連でもっとも関心の強いのが「ユーザーインターフェース」です。コンピュータなんてただの道具なんだから、使いやすくて当然。もし使いにくいシステムがあったとしたら、それはコンピュータが悪いんじゃなくて、それを作った人が悪いんです。

人がコンピュータを使う時、向き合っているのはコンピュータではなくそれを作った人。私はそのように考えています。

なので、人が使いやすいシステムを考えて作っていきたい、人とコンピュータの関係を良好にしたいという思いが「人とコンピュータ」に込められています。

なぜ「研究室」なのか?

研究室としたのは「研究室」を名乗ってみたったから…というのもありますが笑、それらについて考えたり発信したり、実践しているのってある意味の研究なのかなと思ったからです :)

人とコンピュターの研究室、はじめます

これらのようなことを考えて「人とコンピュータの研究室」と名付けました。これからも人のためになることを考え伝え、人のためになるコンピュータやシステムのあり方、使い方を考え実装していきます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

p.s.
サイトをリニューアルするにあたって、カラーをColorMagicで決めました。