iPad mini 6thを買ってみました

iPad Pro 11インチからiPad mini(第6世代)に買い換えました。なぜ、Proからminiに買い換えたのか、買い換えた結果どうだったのか、気になるところはあるのか?などをまとめてみます。同じように買い換えもしくは購入を検討している方の参考になれば幸いです。

買い換えた理由

元々使っていたのは、2018年発売のiPad Pro(11インチ第一世代)で購入したのは2019年に入ってからでした。

購入した理由は、当時初めて本の翻訳をやっていて校正作業に便利そうなこと、ずっと使っていたMacBook Proが性能不足になってきて高性能になってきたiPad Proで代替できないか?と考えたためです。

前者については期待通り便利だったのですが、後者については代替にはならず結局2020年末に発売されたM1 MacBook Airに買い換えることになりました。

Macを買い換えてもiPad Proは併用し、キー入力の少ない作業を中心に活用していて不満はありませんでした。

しかし、iPad mini(第6世代)が発売になり、Proと同じく狭額縁でApple Pencil2に対応したことによって、miniの大きさが魅力的に見えてきます。YouTubeに上がっているレビュー動画などをみてもなかなか高評価なこともあり、散々(でもないかもしれないけど)迷った結果「miniなら電車での移動中にも使いやすくなる」と考え、また手元のiPad Proが思った以上の値段で下取りが期待できることから買い換えを決定しました。

買い換えてよかったこと

やはり使う機会が圧倒的に増えました。私は奈良の田舎に住んでいて、仕事で大阪にでてくることが多いので必然と電車移動が多くなります。電車に乗ってる時間にデータの整理を進めたり、Kindleで本を読んだりしやすくなったのはとてもよかったです。

気になったこと

その一方で気になったこともあります。いずれも不満とまではいいませんが、買って使ってみて気づくことなので参考までに紹介します。

アスペクト比の違い

miniなのでProよりも画面が小さいのは当然なのですが、気になるのは大きさではなくてアスペクト比(画面の縦横の比率)です。

使っていたiPad Proの解像度が2,388 x 1,668ピクセル、iPad miniは2,266 x 1,488ピクセル。アスペクト比でいうとProが4:2.8、miniが4:2.6です。miniの方が横長(持ち方によっては縦長)なんですね。

主な機種や日常で見かける用紙のアスペクト比は以下のようになっています。

機種 アスペクト比
iPad Pro 2,388 1,668 4:2.8
iPad mini 2,266 1,488 4:2.6
iPad 2,160 1,620 4:3
iPhone 13 2,532 1,170 4:1.84
デジタルテレビ 1920 1080 16:9
A4用紙 297cm 210cm 4:2.8
レターサイズ 11インチ 8.5インチ 4:3

iPad ProとA4用紙はどちらもアスペクト比4:2.8なので、iPad ProでA4サイズのPDFを表示すると綺麗に収まります。iPhoneなどのスマートフォンは細い方が持ちやすいので4:1.84と極端に縦長にしていると思われます。

ちなみに、プレゼンテーションでよく使うプロジェクターの横長タイプは16:9でデジタルテレビと同じ、横長でないやつは4:3です。多くの人が見慣れているアスペクト比は4:3なので、それよりも細く(右の数字が小さく)と窮屈な印象を受けるかもしれません。

実際、横置きにしてブラウザで表示した時に狭い窓がから覗いている感覚になります。このあたり、数字だけで見比べた時には分かりにくい差ですが、実際に使ってみると大きく違ってきます。

リフレッシュレートの違い

2つ目はリフレッシュレート(画面表示の更新の速さ)の違いです。

Proは120Hz、miniは60Hzで当然レートの高いProの方が画質がよくなります。具体的には動きのある表示(ゲーム、動画、画面の切り替わりなど)において120Hzの高速レートで動作した方が滑らかに見えるというわけです。

この点については「ゼリースクロール」として一時期ネットでも話題になっていました。

「iPad mini(第6世代)」で起きる「ゼリースクロール」とは? その原因を解説

このニュースを見た時も「えー、そんなこと気になるかな〜」というのが私の感想だったのですが、リフレッシュレートの違いはやはりわかります。この記事にある「ゼリースクロール」という現象を確認したわけではありませんが、Proの高速レートに慣れていると画面の遅さはわかります。

たとえば、ホーム画面のアイコンをタップしてアプリの画面に切り替わるまでのアニメーション表示などで明らかに途中の表示が見えます。ものすごく気になってしょうがない、ということはありませんがやはり慣れた目には気になります。

バッテリー容量

iPad Pro(11インチ第一世代)は、スペック上29.37Wh最長10時間のバッテリー駆動が可能となっています。一方のminiは、19.3Whで同じく最長時間は10時間。バッテリー容量はProの方が上ですが、ディスプレイが大きい分消費も多い。

そのこともあってかスペック上の駆動時間はどちらも10時間ですが、体感的にはminiの方が短い気がします。

これはスペックを出す際の計測方法と実使用の違いですね。

でも満足に使ってます

などなど、気になるところもあるものの、全体としては満足しています。普段使いの小さめの鞄にも入りますし、あちこちに持ち歩いて今まで以上に活用したいと思います。