ガーナ滞在記

あるプロジェクトに呼んでいただいて、2024年8月4日〜18日(いずれも現地時間)ガーナを訪問してきました。この記事では、ガーナ滞在中に見てきたこと、感じたこと、考えたことなどを記録しておきます。

ガーナについて

ガーナ(Google Maps)は西アフリカにある国でカカオで有名ですが、ダイヤモンドや金も産出しています。かつてはイギリス領で文化的にはイギリスの影響を強くうけています(後述)。 詳しいことはWikipediaをご覧ください。

ガーナの様子

気候・環境・街並み

ガーナは日本に比べて赤道に近く日本よりも気温が高いのでは?と思っていました。一方で8月のガーナは雨季で一年で最も涼しい時期だという情報もありもしかすると日本より涼しいのでは?とどちらかわからない状態で出発しました。

現地についてみると酷暑の日本に比べれば暑くはありませんでした、それでも「涼しい」とは言い難い環境です。雨期で雲が多く太陽が隠れていることが多いので暑さがマシになっている感じで、日の当たる場所だとそれなりに暑い(繰り返しますが、それでも日本より圧倒的にマシ)。湿度が高いので、そちらの不快感の方が強かったです。 朝夜は日本よりも圧倒的に涼しく、夜はエアコン無しでも寝られる。人によっては日中もエアコン無しで過ごせるかもしれません。

アフリカというと、サバンナとか草原が広がっているイメージが真っ先に頭に浮かぶのですが、主に滞在したのが首都のアクラでしたので、周りは普通に建物だらけで道も舗装されています(舗装されていないところもあります)。 綺麗な建物、おしゃれなカフェなどと、作りかけのまま放置されている建物(いや、めっちゃゆっくり作ってるのかもしれない)や掘立て小屋のお店などが混在している、そんな街並みでした。

私が見た限りアクラと郊外ではかなり違いがありました。 アクラは建物がバラバラな感じで街区もわかりにくく、滞在期間中最後まで街の形を把握できませんでした。ゴミも多くお世辞にも綺麗とは言い難い。一方で郊外やアクラ以外の都市はかなり整然としていて、ゴミも少なく郊外や地方の方が過ごしやすいというのが私の印象です。

交通

元々イギリス領だったので車は左側通行と思いきや右側通行の左ハンドル。 街中には日本車、ヨーロッパ車、韓国車などいろいろな車が走っています。自分があまり詳しくないのでわからなかったですが、中国の車もあったと思います。日本車はトヨタ、スズキ、ホンダが多かったように思います。それ以外にはヒュンダイ、大宇をよく見ました。ヨーロッパ車ではVWやメルセデスベンツですね、こちらは綺麗な車が多かったです。

ラウンドアバウト(ラウンドアバウト(環状交差点)とは?)と普通の十字型の交差点がありますが、十字型の交差点でも幹線道路と繋がるところ、交通量の多いところ以外には信号がないところがほとんどです。

そんな環境を多くの車やバイクが走っていますが、交通ルールとかあるようなないようなという感じでみんなマイペースで走っています。基本右側通行ということ以外とにかく空いているスペースを見つけて入っていくという感じで、常にクラクションが鳴っています。 日本だとクラクションを鳴らすというのは煽り運転的な強いイメージがありますが、ガーナでは「先に行くよ」という意味合いが強いように感じました。到着して最初のうちはちょっと怖いなと思っていたのですが、慣れてくるとこれはコミュニケーションのひとつなんだなということがわかってきます。ちょっとしたことでも「知り合いかな?」って思えるほどフレンドリーに挨拶しているので殺伐とした様子はありませんでした。

業務外の移動にはUberを使っていましたが、Uberの方はおそらく日本から流れてきたのだろうと思われる中古車をかなり使い込んでいる感じで、シートやドアのファブリックは破れて変色しているものが多く、日本だとこれは乗られないなぁって感じでしたね。日本の中古車なのでカーナビも日本のものが付いていて、たまにナビが日本語を話すのが面白かったです。

人々

全体的に物静かというか、穏やかな感じの人が多いように感じました。今回帰国時の便がキャンセルになり、その対応のためにアクラ市内のエチオピア航空のオフィスに行ったのですが、そこも割とシーンとしていました。

道路沿いにはいろんなものを販売しています。お店の体裁をしている(看板がでている)ところもあればそうでもなく、干しているのか売っているのかわからないようなものも多いです。交差点で車が止まるとモノ売りの人が近づいてきて、農産物、本、どこから持ってきたのかわからないUSBケーブルや充電器のようなものを売っています。これは東南アジアなどでも見られる光景かと思います。

文化

元々イギリス領だったこともあって、英語はイギリス英語ベース(CENTERじゃなくてCENTREとか)で、文化的にもイギリスの影響を強く受けています(エレベーターの1FがGround Floorで、2FがFirst Floorになっているなど)

食事

ホテルで朝食を取っている以外は、中華、ハンバーガー、クラブサンドイッチなどを食べていることが多いので、あまりアフリカらしい食事をしているとはいえないかもです。そのうちに試してみたいと思います。

物価

物価は日本よりも安いかな?日本と比べるのが難しいという感じです。というのもものによってマチマチで

たとえば、スーパーマーケットでビール大瓶110円、マグカップ1個240円かと思えば、プリングルスもどきが400円ぐらいします。

夕飯に中華を食べてビールを飲んでも2,000円ぐらいですんだりすることもあります(割とちゃんとしたお店です)。

ちょっとおしゃれなカフェ(ものすごく高そうな感じのところではないのですが笑)に行くとジュース一杯1,000円ぐらいすることもありますが、そういうことは日本でもありますね。

紙コップが10個入りで180円しますが、日本だと100円均一で変えば110円で個数ももっと入っていると思うので、このあたりもやや高いですね。 image

スーパーマーケットで

ガーナにもモールがあり(日本やアメリカに比べると規模は小さい)中にSHOPRITEというスーパーマーケットがあるのですが、店内で記念撮影している人がかなりいます。たしかに、ゴミゴミした街中に比べるとスーパーマーケットの店内は綺麗で商品が整然と並べられた様子は綺麗、商品はカラフルなものが多いのですが、そういうところがある意味特別なのかもしれませんね。

現地に来て思ったことや考えたこと、気づいたこと

動物との共生

私が滞在したアクラとセコンディ・タコラディでは、犬、猫、鶏、ヤギをよく見かけました。どの動物も自由に歩き回っているので日本で言えば野良ということになりますが、そもそもここで野良という概念はあるのだろうか?と思っています。

日本だと犬や猫は人間に飼われるものというイメージが強いので、そうではない犬や猫を野良犬、野良猫と呼びますが、人々も犬や猫を追い払ったりする様子もなく自由に行動するのが普通なのではないかなと思います。 二度ほど犬に首輪をつけて散歩しているところも見ましたが、むしろそちらの方が違和感がある、そんな感じになりました。

ヤギはある程度飼われている印象ではありましたが、それでも囲われているわけでもなく道端を歩いているものもありました。

鶏は家の周りでよくみかけましたね。親子(ひよこ)で見かけることが多かったです。

どの動物も人と共生している、そんな印象です。人も動物も生きているという印象がありました。

(この記事は編集中です、また後日アップデートします)

ギャラリー

8月7日の夜に食べたデカ盛り炒飯です。これを4人で分けても食べきれませんでした image