二・二八事件を知って

二・二八事件を記念して建てられた「台北二二八紀念館」に行って来ました。元々ここに行こうと思っていたわけではなく、二・二八事件のこともまったく知らなかったのですが、日本統治時代に関することも展示されているというところが気になって、どちらかというと日本統治時代に関する展示を見たくていくことにしたのです。

二・二八事件がどんなものかは検索すると出てくるので、そちらを見ていただきたいのですが、おそらくこの事件に関することを知っている日本人はそう多くはないのかなと思います。

自分は以前から「大東亜戦争前(日露戦争後という方がいいのかもしれない)の日本によるアジア諸国の統治は必ずしも悪いものではなかった」と考えている人間ですが、二・二八事件のことを知ってあらためてそのことを思うようになりました。

もちろん、皇民化運動など行き過ぎた部分もあるとは思いますが、それは大東亜戦争に突入しなければならなかった当時の世界情勢と日本の立場、そこに至った経緯などを考えると他人事のように責めるわけにはいかない部分もあるのかなと思います。もちろん、皇民化運動を支持するという意味ではありません。

当時の日本は、大東亜共栄圏ということを真剣に考えていたと思うし、このままでは欧米列強に食い物にされるアジアの情勢を憂いていたと思うし、「大東亜共栄圏」は決して戦争をするための言い訳ではなかったと思います。そういうこともあって、あえて「太平洋戦争」とはいわず「大東亜戦争」と言い続けています。

二・二八事件においても、弾圧されたのは日本統治時代に高度な教育を受けた人たちであり、当時の中華民国政府への対抗勢力を率いた人たちも結果的にはそういう人たちです。

今の世界における日本の立場は、日清・日露戦争から脈々と続いて築き上げられたものです。戦争がなかったら、先人が戦わなかったら、今の日本はなかったのだろうと思います。戦争を賛美するつもりはありません、日本人が一番素晴らしいともいいません、でも日本人はもっと誇りを持って良いと思います。